高校受験のための夏期講習

“私は今40代です。

私が子供の頃は、今の時代とは少し違って「塾」へ通う子供たちは学校のクラスの中でも数人だけでした。

私は小学生の頃は塾には行っていなかったのですが、中学の2年生頃から「高校受験」の事を少しだけ考え始め、更に両親もさすがに「そろそろ塾で受験のための勉強をしたほうが良いのでは」と言うようになりました。

そして私の初めての塾通いが始まったのです。

その塾は大学の予備校と隣接している所でした。
今となってはどうしてその塾に決めたのかは覚えていないのですが、私にとってはかなり高度な塾だったのです。

ですので塾での勉強には殆どついていけず、かといってついていけない自分を私はあまり気にしていませんでした。

数学の授業の時、私は先生の話を聞いていたにもかかわらず全く分りませんでした。
そしていくつかの問題を解いた後に、答え合わせという事で生徒が順番に答えていきました。

他の生徒はすらすら答えていき、とうとう私の順番に!
しかし私は無言のままでした。

そうしますと隣に座っていた男子生徒が うつむきながらこっそり私に答えを教えてくれたのです。
私は教えてもらった事を答え、なんとかその場をきりぬけました。

親切に教えてもらったのは嬉しかったですが、その時はさすがに自分の頭の悪さにがっかりしました。”

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